今だから聞きたいSDGs

最近「SDGs(持続可能な開発目標)」という言葉がずいぶん聞かれるようになりました。カラフルなSDGsバッジを襟元に付けている人もよく見かけます。ではSDGsとは何でしょうか。ヨコハマSDGsデザインセンターの取り組みとともに、分かりやすく説明します。

2015年の国連サミットで採択されたSDGsは、2030年までに達成すべき17分野の目標を定め、17色で表現しています。キーワードは「誰一人取り残されない社会」の実現を目指し、「環境、経済、社会の統合的課題解決」を図るための「“変革”にあらゆる人々がチャレンジ」するの3つです。

世界が抱える課題はより複雑化しています。その中で、持続可能な開発を続けていくには経済成長、社会的包摂、環境保護の3要素をうまく調和させることが不可欠になっています。

例えば高齢社会の日本で地域の活力をどう生み出すか。環境負荷を低減したバスを、乗車場所や時間を利用者のニーズに合わせ走らせることで高齢者の移動を容易にし、地域経済の活性化につなげる-これは一例ですが、課題へのアプローチには発想と行動の変革が必要です。

SDGsは貧困や飢餓の撲滅、男女平等、気候変動など多岐にわたる課題を分かりやすく、世界共通の目標に落とし込んでいます。17の目標の下には細分化した169のターゲット、232の指標があり、いずれも世界的に取り組まなくてはなりませんが、私たち一人ひとりが行動を変革しなければ達成することはできません。

オンデマンドバス実証実験の様子(横浜市旭区若葉台)

ヨコハマSDGsデザインセンターは、これまでの行動を変革するデザインを共に考える“きっかけづくりの場”です。

これまで「住みたい」「住み続けたい」まちの実現へオンデマンドバス実証実験(横浜市旭区若葉台)やプラスチックごみ問題にアプローチする“地産地消”のヨコハマ・ウッドストロープロジェクトなどさまざまな取り組みを展開してきました。

今後も、多様なステークホルダーとつながり、SDGsの達成に貢献していきたいと考えています。あなたもぜひヨコハマSDGsデザインセンターと共に行動しませんか。

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