福島県会津若松市湊地区との連携に向け、現地にお伺いし、意見交換しました!
横浜市は、福島県会津若松市と再生可能エネルギーに関する連携協定を締結し、会津若松市で発電された再生可能エネルギーが横浜市内の複数の事業者に供給されています。
そして、これにより市内事業者へ再生可能エネルギーの導入を進め、2050 年までの脱炭素社会の実現を目指すとともに、自治体間の連携による相互の地域活力の創出に繋がる取組を検討していくこととしています。
そこで、会津若松市さんとの連携の具現化を目指し、これまでオンラインなどを通じ議論を進めてきましたが、この度同市内でも取組を先進的に進める湊地区にお伺いし、意見交換してきましたのでご報告します。
会津若松駅に到着!(横浜よりも寒かったです…!)
まずは同地区内の「HANGOUT」という施設にお伺いしました。
「HANGOUT」は、株式会社東海理化さんが、湊地区のなかに住民の方々が自分の家以外にふらっと行ける場所を作りたいという考えのもとに、介護老人施設が営まれていた建物をお借りして設置されたそうです。
湊地区で昔使われていた品々をレイアウトしながらも、最新のアウトドア家具とミックスさせることによって、幅広い年代の方が心地よく過ごせる空間づくりを目指しておられます。
(Instagramアカウントをお持ちで、@hangout_minatomachi でご覧いただけます!)
この場所で、NPO法人 みんなと湊まちづくりネットワーク 鈴木事務局長、株式会社東海理化 下地様から取組のプレゼンテーションをいただき、3時間以上意見交換させていただきました。(お忙しい中本当にありがとうございました…!)
会津若松市湊町は、磐梯山と猪苗代湖が一望できる自然豊かな地域ですが、
人口減少をはじめとした地域課題も多く抱えています。
そんな湊町において、市民と企業が連携し、地域活性のために、地域特性を活かした様々な活動を展開しておられたお話を伺い、大変勉強になりました。デザインセンターとしても、連携させていただき、横浜とWin-winの関係を作り出すために何ができるか、引き続き考えていきます!
そして意見交換の後は、湊町の「赤井の大イチョウ」を期間限定でライトアップするイベント「大イチョウ夜会」をご案内いただきました。
樹齢800年という大イチョウ、大迫力です!
そしてなんとこのイルミネーション…
地域内で住民の方が活用されているオンデマンドバスである、アウトランダーPHVを用いた「みなとバス」から給電されています!
このアウトランダーPHVの充電も再生可能エネルギーでされているとのこと、まさにカーボンニュートラルイルミネーションですね。
なお、湊地区では同地区の炭窯文化を引き継ぎながら、「カーボンニュートラルプロジェクト」にも取り組んでおられるとのこと。進捗伺いまた皆様にご報告します!
そして翌日「朝は早く起きておいで」とのお話を伺い、行ってみると…
なんと、磐梯山と猪苗代湖、そして日の出を一望しながらの美味しいコーヒーをご用意いただいていました!ありがとうございます…!
これは先日開催されたワーケーションプログラムに参加された方々からも大好評だったとのこと。
感激に浸る麻生コーディネーター(似合いますね)。
その後もお忙しい中、鳥獣被害対策の現場や、活用に向け調整中の空き家、炭窯など、多くの現場をご案内いただきました。
お昼は、「はら笑楽交 」へご案内いただきました。
こちらは、閉校した原小学校の校舎を、地元住民・町内会と農業法人の皆様が地域の活性化に向けた拠点として生まれ変わらせたもの。
地元のお客様でいっぱいでしたが、我々もおいしい昼食をいただきました!
盛りだくさんの内容で、ご紹介しきれませんでしたが、今後ヨコハマSDGsデザインセンターでは湊地区と連携プロジェクトを進めていきますので、順次その魅力をご紹介させていただきます!
ご対応いただいたNPO法人みんなと湊まちづくりネットワークの皆様、株式会社東海理化の皆様、そして会津若松市役所の皆様、本当にありがとうございました!