資源循環プラットフォームを活用したマテリアルフロー分析にトライ!
当プロジェクトは、環境省・脱炭素先行地域に指定されている横浜・みなとみらい21地区の商業施設・宿泊施設・オフィス・飲食店・教育機関らが協力し、同地地区に投入される資源の量および排出される廃棄物の量と流れ(マテリアルフロー)をデジタル上に可視化するプロジェクトです。エリア全体におけるマテリアルフローの可視化により、下記5つの実現を目指しています。
プロジェクトの目的
- 廃棄物(資源)回収効率の向上・コスト削減
- トレーサビリティ確保による再生資源の付加価値向上
- MM地区全体のサーキュラリティ(循環性)向上
- 廃棄物削減(スコープ3・カテゴリ5)・循環・再生材調達(スコープ3・カテゴリ1)支援による脱炭素への貢献
- エリア全体における脱炭素プロモーション
イメージ図
参画施設のメリット
1.マテリアルフローの作成により、施設に投入される資源の量および排出される廃棄物の量を可視化することができます。
2.デジタル資源循環プラットフォームの導入により、廃棄物削減(スコープ3・カテゴリ5)・循環・再生材調達(スコープ3・カテゴリ1)が可視化されます。(レコテック株式会社が提供する「POOL」システムを活用します。)
その他、同プロジェクトへの参画により、各施設のSDGsに対する取り組みのPR、および以下のメリットが得られます。
- 施設運営事業者様:CO2・廃棄物(コスト)削減・再資源化率の向上
- テナント店舗様:CO2・廃棄物(コスト)削減・再資源化率の向上
- 回収事業者様:廃棄物の回収効率向上
- 再資源化事業者・メーカー様:トレーサビリティの担保された再生材の調達
参画施設が増えることで、可視化されるデータ量が増え、精度が高まることにより、みなとみらい地区のサーキュラー率の向上が可能となり、脱炭素化に向けた取り組みが加速されます。プロジェクトの詳細や参画を希望される企業の皆様は、下記よりお問い合わせください。
プロジェクト進捗状況(2024年3月28日時点)
現時点のプロジェクト参画状況は下記のようになっております。
- プロジェクト参画施設数(データ提供企業):4(MM21地区全体:64)
- プロジェクト参画施設の年間廃棄物量合計(2022年度):2,999,938 kg(3,000t)
- プロジェクト参画施設の延床面積:566,598 ㎡(MM地区全体:4,429,249 ㎡)
【※みなとみらいサーキュラーシティ・プロジェクト(通称、MMCC)とは?】
ヨコハマSDGsデザインセンターと横浜市との連携により『みなとみらい21地区』における脱炭素の実現に向けてサーキュラーエコノミー・資源循環を推進するプロジェクトです。詳細はこちらからご確認ください。
【※脱炭素先行地域とは?】
2050 年カーボンニュートラルに向けて、環境省が公募する地域で、2030 年度までに「民生部門(家庭 部門及び業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロ」などの要件を地域特性に応じて実現 する地域。脱炭素先行地域での先行的な取組が全国に広がる「脱炭素ドミノ」を起こすことで、2050 年カーボンニュートラルに向けた道筋を示すことを目指しています。『みなとみらい21地区』における脱炭素の取り組みの詳細についてはこちらをご覧ください。
【お問い合わせ先】
プロジェクト全体について:ヨコハマSDGsデザインセンター コーディネーター加藤 contact@yokohama-sdgs.jp